東野圭吾「マスカレード・ナイト」あらすじと感想!~仮面を被った殺人犯と謎の密告者の正体は?またその目的は?~

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9/17に発売された最新作「マスカレード・ナイト」は「マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」に続くシリーズ3作目です。

舞台はシリーズ1作目のマスカレードホテルでも連続殺人犯の犯行現場に予告されたホテル・コルテシア東京。

今回もホテルマンに扮した新田刑事が能勢刑事と共に活躍します。
1作目では新田の教育係りをしたフロントクラークの山岸尚美もホテルコンシェルジュとなって登場します。

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あらすじ

12月7日

「都内のとあるマンションの一室に、女性の遺体があるかもしれないから調べてほしい」と、警察に通報が入ります。
通報者は自身の身元がばれないように「匿名通報ダイヤル」を利用していました。

通常は対象外となる情報でしたが、警察は単なる悪戯ではないと判断します。
すぐにそのマンションに向かい、部屋のインターホンを鳴らしますが、応答はありません。
管理事務所から合鍵を借り部屋の中に入ると、通報者の言ったとおり、女性の遺体を見つけます。

被害者はペットトリマーをしていた和泉春菜。解剖の結果、感電死させられていたことがわかります。
そんな中、今度は警視庁に密告状が届きます。

「和泉春菜を殺した犯人が、12月31日午後11時にホテル・コルテシア東京で行われる年越しカウントダウン・パーティに現れるので、捕まえてくれ」
というような内容が書かれていました。

カウントダウン・パーティの正式名称は
「ホテル・コルテシア東京年越しカウントダウン・マスカレード・パーティ・ナイト」。
通称「マスカレード・ナイト」。
仮装パーティにしたのは数年前で、全員顔を隠すことが約束事になっている仮面舞踏会です。

密告状には殺された和泉春菜と顔にモザイクのかかった男性が一緒に映っている一枚の写真が同封されていました。

ここまで詳細に書いておいて、どうして犯人の正体を明かさないのか、刑事の新田と能勢は密告者の真意を掴めず首をひねります。

通報者と密告者が同一人物の可能性も考えます。さらには通報者と密告者と犯人全てが同一人物の可能性も捨てきれません。

犯人が大晦日の数日前からホテルに滞在する可能性も視野に入れ、警察も12月28日から潜入捜査を始めます。
カウントダウン・パーティに申し込んでいるお客達を調べていき、姿の見えない犯人の正体に少しずつ近づいていきます。

死んだ他人の名前を使い、夫婦を演じて滞在し続ける謎の客。
偽名を使ったり、身分を偽ったりする怪しげな客などが次々にやって来ます。

そんな中、密告者から新たな情報が送られてきました。
その内容は「犯人がカウントダウン・パーティにどんな仮装で現れるか教えるので、必ず捕まえてほしい」というもの。

なぜここまで教えといて、犯人の正体を教えないのか。警察はますます密告者の意図がわからなくなってきます。

犯人の情報を送ってくる密告者の正体とは。
和泉春菜を殺した犯人がカウントダウン・パーティに現れる理由とは。

お客という仮面をつけた犯人は目的を、ホテルマンに成りすました警察は任務を完遂すべく、互いの探り合いが繰り広げられていきます。

感想

フロントクラークになった山岸尚美が宿泊客の要望を叶えるために、短時間で仕上げた映像ショーがあります。

ホテルの前にあるビルの壁面に映し出された「Welcome to HOTEL CORTESIA TOKYO!」の文字。

文字が消えると、壁一面がピンクになり満開の桜が覆い尽くす。その桜が青空になり、虹がかかる。その空が次第に暗くなると、次々に打ち上がる花火が映し出される。

2019年には「マスカレード・ホテル」が木村拓哉さん主演で実写映画化されますが、「マスカレード・ナイト」が映像化されたらぜひ見てみたいイベントです。

その「マスカレード」シリーズですが、作中で尚美がリニューアルオープンするコルテシア・ロサンゼルスに転勤を打診されます。続編があるなら舞台は海外になるのかもしれないですね。

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